他者からの自分の評価がどうしても気になってしまう

メンタルケア

この記事では、日々の生活の中で、他人の評価や、態度が気になって、ストレスに感じて悩んでいる人が、現状を打破させて、人生の生きにくさから少しずつ解放されて行くためのノウハウを知ることができます。

精神面に寄り添った内容ですので、よろしければご活用ください。

他者からの自分の評価がどうしても気になってしまう時

こういう時、「自己肯定感を高めればいい」とか、「自分が自分を過小評価していることにまずは気づく必要がある」などのアドバイスを受けたり、そういったコメントや記事を読んだりしたことがあるかもしれません。

そして、そんな自分のパターンに「はっ!」と気づいて、そうか原因はそこにあったのかと前向きに捉えることができれば、そのアドバイスはその人にとって有効なアドバイスになると考えられます。

一方で、確かにそれはそうかもしれないけど「じゃあ実際に自己肯定感を高めていくにはどうしたらいいのか?」が分からなくて、途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。
つまり、原因が解明されても、解決に至るとは限らないのです。
原因がわかっても、どうしたら解決するのかの「How」や「ノウハウ」がなければ、いつまで経っても自分の思考パターンのクセを修正していくことは難しい場合があります。

そうなると、「自分を過小評価しないようにした方がいい」「自己肯定感を高めた方がいい」と頭では理解はできても、実際には急に自分の思考パターンは変えられないので、マインドがついて行けないまま、モヤモヤが晴れないまま、悩み続けてしまうケースも少なからずあると考えられます。

マインドとは、心であり、精神的な部分のことを指します。

もどかしい

自分のマインドを受けとめる

ですので、マインド(心)を、少しずつでも頭で理解していることについて行けるようにして行くためは、精神的な可動域を、無理のない範囲の中で、少しずつ広げて、新しい考えに自分で自分を慣らして行く必要があります。
このプロセスが、意識の統合につながり、一体感を感じられる境地になります。
つまり、これが、解決法になります。

全ての悩みの原因は、自分のマインドで抱えている「思い込み」や「信じて疑わないこと」に沿った思考パターンのクセであり、時には「深く傷ついている部分(トラウマ)」に沿ったかなり強固な思考パターンのクセである場合が多いです。
それらが、自分の本来の精神的な可動域を狭めてしまっていると考えられます。

悩みの種類が何であれ、そして原因が何であっても、現状を打破させて行くために、まず初めに取りかかる必要のあることは、ただ1つです。

それは、自分のあるがままのマインド(精神的な部分)を、そのままの状態でまずはOKだと受けとめることです。

「いやいや、全然OKじゃない!」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、まずはOKだと受けとめて行くことで、結果的に、少しずつ精神的な可動域を広げて行けることができます。
まずはOK(今の自分のままで良し)とすることができて初めて、自分のこれまでの殻を破ることができます。

認知療法

今回のケースは、他者からの評価や態度がどうしても気になってしまう、ということです。

そして、その原因は、自己肯定感が低いことや、自分のことを過小評価してしまうことも原因の一つになるので、だからこそ「少しでも自己肯定感を高めて、気にしないように心がけましょう。」とアドバイスをされたことがあるかもしれませんし、知識としてすでに知っている人も多いかもしれません。
とは言え、それがうまくできないから悩んでいると考えられます。

その他の原因の可能性として、自己肯定感が低い以前に、「周囲からの目を気にし過ぎ」という思考パターンのクセがあることが、そもそもの原因かもしれません。
気にし過ぎがクセになると、どんなに自己肯定感を高めても、人の目が気になる心の状態は変わらないまま、ずっと辛い状況のスパイラルの中で苦しみ続けてしまう可能性があります。

このような思考パターンのクセを修正して、根本的な不快な心の症状を解決していくための心理療法として、認知療法があります。
これはまさに、物事に対する自分なりの認知(思考パターンのクセ)を潜在意識レベルから少しずつ修正して、そして、自分の認知を健全な形へシフトさせることができれば、自ずと行動も変えて行けるという療法です。

これは、とても効果的な方法ですので、おススメです。

最近は、認知療法の本も多く出版されているので、一度、どんなしくみで自分の偏った認知に沿った思考パターンのクセを修正することができるのか、ご参考になさってみるのも良いかと思います。

ありのままの自分を受けとめることが全ての始まり

また、この記事でご紹介する方法も、現在抱えているストレスを軽減させてくことが期待できますので、こちらもよろしければ試してみてください。

ありのまま受けとめる

自分の気持ちに自分で寄り添う

ありのままの自分を受けとめるとは、自分の正直な気持ちを無下にせず、しっかりと理解して寄り添いながら、自分の気持ちを大切に扱う、ということです。

自分の中で抱えている切ない気持ち、今回のケースでいえば「どうしても他人の評価や態度が気になってしまう」ということですが、自分のこのような切ない思いに蓋をしたり、あるいは、抑えつけたり、我慢をして、どんなに前向きな行動を心がけても、自分の本当の気持ちを抑圧している限り、つまり、我慢をしている限り、事態が好転することはありませんので、ご注意ください。

自己肯定感を高めるワーク

自分の中で切実になっているありのままの気持ちを我慢せずにノートや紙に書き出してみてください。
そして、書き綴ったことを改めて見返してみながら、その苦しい感情をしっかりと自分で受けとめて、味わうようにしてみてください。

ワークはこれだけです。

ワークの解説

このワークは、癒しのプロセスを健全に進ませるために効果的なワークです。

今までは、内側で抱えている切ない思いを、持て余して来たからこそ、ストレスを抱えて、人生に生き辛さを感じてきたはずです。

ですので、このワークで、内側で抱えている切ない思いやモヤモヤするものを、まずは書き出して、そして、その正直なありのままの切ない思いを、じっくりと受けとめていきながら、味わうように感じてみてください。

感情はガソリンのような燃料と似ていて、ある程度、感じきることができれば健全に燃焼されて行くものなので、嫌な感情をあえて感じきることで、今まで抱えて来た重たい感覚や、辛さが、スーッと抜けて、気持ちが楽になる感覚を持てるようになることが期待できます。

このような感情のしくみを知らないでいたからこそ、重たくも苦しい切ない思いを燃焼させることができずに、持て余しながらもずっと保持し続けて、ずっと辛い気持ちを抱えながら、それでも懸命に生きてきたのです。
そんな自分のことをまずは認めて、寄り添ってあげてください。

自分の中の切ない思いをあるがまま感じるということは、自分のありのあままの気持ちを自分で受け入れることでもあります。
とは言え、感情は、燃料のように完全に無くなることはないかもしれませんが、ある程度、感じることができますと、だいぶ癒しのプロセスが進んで、これ以上、苦しまなくなって行ける心の状態を手に入れていくことができるようになります。

ありのままの感情

精神的に抱えている自分の切ないネガティブ思考を緩める

上記でご紹介しましたワークを実際に取り組んでみると、徐々に「感情が楽になる」感覚を掴んで行くことが期待できます。

この感覚を掴んで行くことができれば、これまで、潜在意識レベルで抱えていた苦しい気持ちを、少しずつ緩めて行くこともできるようになります。

今回のケースは「他人の評価や態度がどうしても気になってしまう」ということですので、自分が潜在意識レベルで抱えてしまっているこの切ない気持ちを、ワークを通じて、癒して行くことができるようになると、健全な形で苦しくも切ない感情を癒していくことができ、それによって自然に自己肯定感を高めていくことにつながり、気にし過ぎの自分の思考パターンのクセを少しずつ緩めていくことにつながります。

「人の目が気になる」という自分の中の切ない思いを少しずつでも受け入れていくことができますと、

  • 他人の評価が気にならなくなる
  • 例えどんな評価をされたとしても以前と比べたらだいぶ平気になっている

少しずつこんな感じの幸せ体質な意識へシフトさせていくこができます。

自己受容

自己肯定感を高めて行くためには、まずは、自己受容が必須です。

ワークを通じて、自分が抱えているありのままの感情を感じることができた時点で、自分の感情をあるがまま、受けとめたことになり、自己受容を進ませることができます。

つまり、今回ご紹介したワークは、自分の自己受容感を促すサポートになります。

自己受容が進みますと、自然に、自己肯定感も高めて行くことができます。

自分の自己肯定感が低く、自分を過小評価しがちだと思う人は、まずは、このワークを通じて、自分で自分のことを丸ごと受けとめるという感覚を掴んで行けるように、練習をしてみてください。

切ない思い(自分の承認欲求)を癒す

人の目がきになってしまうことに悩んでいる人は、承認欲求が強い人です。
承認欲求が強いからこそ、常に他者からの評価が気になってしまうのです。

承認欲求を持つことが悪い訳ではないですが、これを強く持ってしまっていると、外側からの評価に振り回されて、いつも自分を良く見せようという余分な力が入り、結局、本来の自分らしさを発揮することができなくなってしまいます。

承認欲求は自分の中のネガティブな思考パターンんのクセです。
ですので、自分は承認欲求が強い思考パターンのクセがあることをまずは自覚すること。
自覚することができれば、また自分の承認欲求を満たそうとするパターンに気づくことができるようになり、気づくことができれば、その切ない思いを健全に癒して行くことができます。

自分の中の承認欲求を癒して行くことができれば、少しずつ無意識下で働いてしまう「外側からの評価をつい求めてしまう反射的な自分の動き」を緩めて行くことにつながります。

自分の切ない感情を癒して行くことができると、以前と比べると、そのネガティブな感情(今回のケースは承認欲求)に過度に引っ張られなくなり、本来の自分の幸せのためにするべきことに集中できる自分へシフトすることができるようになります。

自分で自分を評価できるようになることを目指す

他者からの評価を得たいという思いは、自分のモチベーションに変えて行くことができます。

まずは、自分で自分のことを認めて、自分で自分に高評価を出すことができるように、つまり自分に自信が持てるようになるためには、どうしたらいいか?ということを前向きに考えて、自分なりに考えついたことを、1つ1つ行動に移して行けばいいと考えられます。

自分にある程度に自信がつけば、自然と自己肯定感は高まって行きます。

メリットとデメリット

そして、悩みを解消して、現状を打破させて行くためには、自己肯定感を高めて行くだけでは不十分です。

なぜなら、他者からの評価を得られる人になって行くためには、それなりの責任やプレッシャーもついて来ます。
ですので、自己肯定感だけでなく、「それなりの責任を自分が負う」というリスクも、精神的に受け入れることのできる(人間としての)器も必要になってきます。

物事には、必ずメリットとデメリットがありますので、デメリットと思われる中にも、必ずメリットがあります。
そして、メリットと思われる中にも、必ずデメリットがあります。

てんびん

デメリットの側面も受け入れる

ですので、他者からの評価を得られないことに悩んでいる人であっても、評価が得られないことで、実は、得をしているのです。

例えば、他者から評価を得られない代わりに、

  • 責任を持たなくて済む
  • 人から注目をされなくて済む
  • 頑張らなくて済む
  • 努力をしないで済む
  • 怠け者でいられる

というメリットがあります。

もしかしたら、他者からの評価を得られないように、自分のことを無意識にも過小評価をしているのかもしれません。
つまり、それによって得られるメリットの方に大きな価値を、無意識にも見出している可能性があります。

そのことを、自分自身で改めてよく考えてみて、本当に自己肯定感を高めて、他者からの評価を得られる自分へシフトさせて行きたいのか、それには、これまでになかった煩わしい状況や、リスク、そして様々な努力や責任も負わなければならない覚悟が、今の自分にあるのか。
そこを、ちゃんと精神的に受け入れられているか否かでも現実は変わってきます。

精神的な部分で、他者からの評価が得られるメリットだけでなく、デメリットの部分も、しっかりと受け入れて行ける自分のイメージがうまくできるようになることも必要になってきます。

デメリットの部分も精神的に受け入れられる自分になっていれば、自然に他者からの高い評価も得られる自分へシフトして行くと考えられます。

デメリットの部分を受け入れるために

物事には、必ず、メリットの側面もあれば、デメリットの側面もありますので、自分が未来に望む現実の中にも、そこには、メリットだけではなく、必ずデメリットもあるのです。

普通は、メリットの部分にしか目が行きませんので、デメリットの部分には気づかないことが多いかもしれませんが、自分が本当に望む形を、未来に確実に叶えて行きたいのであれば、デメリットの部分もマインド(精神)レベルで、きちんと受け入れて行かなければなりません。

視点

視点を少しずらして物事を見ようとするだけで、これまで見えていなかった物事が視えてくる可能性も生まれます。

デメリットを受け入れる方法

そのためには、他者からの評価を得られるようになりたい、他者からの評判が気になって仕方がないと漠然と思っている人は、ここで、もし、本当に評価を得られて、良い評判の中にいる自分のことを想像(イメージ)してみてください。
自分の望む理想が現実に起きたと想定して、その中で発生するであろう、あらゆるデメリットの可能性を、想像し尽して行くのです。

そのデメリットが、どうしても精神的に受け入れることができない限り、メリットの部分だけが現実に現れることはありませんので、残念ながら、望む状況を現実に手に入れて行くことは難しいです。

どうしても手に入れたいのであれば、デメリットの部分も少しずつ受け入れて行けるように、何度もデメリットの状況をシュミレーションをするなどをして、繰り返し、そうなった場合の対処法を身に着けたり、そういう状況に耐えられる自分を育んで行く必要があります。

そうすることで、デメリットの部分も精神的に受け入れて行けるようになりますと、気づけば、望む現実が目の前に現れて来るようになります。

他者からの評価が気にならない自分になるためには、高評価を得られた時に、そこに居心地の悪さがなく、素直にそれを認められて、嬉しく感じられる自分になれるかが、カギになります。
他者から褒めちぎられた時に、落ち着かない状態になると予測できる間は、まだマインドの準備が整っていないと考えられます。

高評価を受けて、それが当然と思えたり、充実感を感じられるようになる自分をイメージできるようになるまで、少しずつ、自分で自分を慣らして行くようにすれば、徐々に自分のこれまでの殻(枠)を壊して行くことができます。

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緑川アリス
Alice Midorikawa

ライフコーチ
スピリチュアル心理カウンセラー
手相家

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