簡単に誰でもできる『気持ちの切り替え方』

この記事では、『気持ちの切り替え方』をご紹介しています。
日々の生活の中で、自分に過度な負担をかけないでできる気持ちの切り替えノウハウをお役立てください。
気分が落ちてしまう時
私たちは、日々の生活の中で様々な出来事や変化が起きる中で過度なストレスを感じたり気分が落ちてしまうことが誰にでもあります。
そのような時には、いつまでもストレスやイライラを感じたまま気分が落ちている状態の中で長時間過ごさないように心がけることがとても大切です。
気持ちの切り替え方が上手にできるようになると、次第にこれまで感じて来たネガティブな感覚や日々のストレスからも解放され軽やかな心で毎日を楽に過ごして行くことが期待できます。
日々、忙しく過ごしている中で、急に気分が落ちてしまうことは誰にでもよくあります。
そんな時は、瞬時にどこでも簡単に取り組める「呼吸ワーク」がおすすめです。
呼吸ワーク
Step1 呼吸ワークの導入
呼吸に意識を集中させるために、目をつぶってください。
今の自分にとって一番自然に感じる呼吸に意識を向けてみてください。
無理に深い呼吸をしようとする必要はありません。
また、全身の力を無理に抜いてリラックスしようとしなくても大丈夫です。
呼吸を続けながら、心身の力が自然に緩んでいく感覚をむしろ楽しむつもりで、今の自分の状態をただ受け入れてください。
もし緊張を感じているなら、その感覚を「良し」として、ありのままの自分を受け入れてください。
Step2 呼吸をカウントする

次に、自分の呼吸のペースに意識を向けてください。
息を吸う時、何回数を数えられるか試してみてください。
息を吸った後、しばらく息を止める間も数を数えてください。
そして息を吐く時も、何回数を数えられるか数えてください。
毎回の数が一定でなくても大丈夫です。
自分のペースで、しばらく、呼吸をカウントし続けてください。
呼吸をしながら今の自分の身体の状態を、ありのまま受け入れてください。
体に力が入っていて、緊張している感覚があるのでしたら、その状態を「良し」として、ただ受け入れてください。
また、呼吸に意識を向ける中で、雑念が浮かんできても、その度に心の中で「呼吸に戻ります」と心でつぶやきながら、呼吸に意識を戻すようにしてください。
完璧にやろうとしなくて大丈夫ですので、少し気持ちが落ち着いた感覚や、緊張が緩んできた感覚を持てたら、その時の感覚を大事にしてください。
もちろん、落ち着けなくても、緊張したままでも大丈夫です。
今の状態のままで、呼吸に意識を向け続けてください。
Step3 呼吸ワークの終了へ
呼吸ワークを終了する際は、足を動かし、腰を動かし、腕や肩を動かしてみて、肉体に意識を戻してから、ゆっくりと目を開けて、日常の生活に戻ってください。
呼吸法の留意点
呼吸法は、苦しい感情を和らげるためにするものではありませんのでご注意ください。
少しでも楽になることを期待して呼吸法をしてしまう人が多いと考えられますが、呼吸法の目的は本来はそうではありません。
むしろ苦しい感情をあるがまま一旦受け入れるためのツールとして呼吸法を活用するとうまく行きます。
気分の回復が難しい時
気分が一旦落ちてしまうと、辛い感覚が離れてくれず、しばらく苦しくて、どうしようもない気分になってしまい、なかなか気分が回復できないことは、誰にでもよくあることです。
実は、そんな状態の時に限って、さらに気に障るような出来事が起きてしまう可能性が必然的にどうしても高くなってしまいます。
周囲の人から言われる一言に、いつもならうまく受け流せるようなことも、気分が落ちている時に限っては、さらにひどく落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
気分が落ちている時は、怒りの琴線が刺激されやすい状態でもあるので、感情的になってしまうことは誰にでも起こり得ることです。
ですので、気分が一旦落ちてしまうと、なかなか元の穏やかな気分へ回復させることは誰にとっても簡単なことではありません。
苦しい感情は一旦受け入れると、むしろ楽になれる
そんな時は、呼吸ワークを活用するなどをして、苦しい感情を一旦、受け入れてしまった方がむしろ回復が早まります。
苦しいネガティブな感情は、誰にとっても不快で嫌なものですから、それを瞬時に避けようとしたり、無意識にも抑え込んで我慢をしてしまうことがあるかもしれませんが、これは根本的な解決法ではありません。
むしろ、やり場のないネガティブな思いは、余計に増幅してしまい、持て余す時間を長引かせてしまいます。
呼吸法はその苦痛を和らげるためではなく、その苦痛をしっかりと自分で受けとめるための素敵なツールなのです。
苦痛は一旦、受けとめてあげることで確実に楽になって行けます。
但し、その効果を期待し過ぎると、そこにまた不要な執着が生まれてしまうので、ここがちょっと誰にとっても難しいところかもしれません。
このようなプロセスに取り組んでいると、癒しのプロセスを健全に進ませることができますのでよろしかったら試してみてください。

一度、とことん落ち込んでみる方法
気分が一旦かなり落ちてしまうと、気持ちの切り替えは、誰にとっても、とても難しいことです。
気分が落ちる前でしたら、気持ちを切り替えることは、比較的に容易にできると考えられますので、日頃から自分の感覚に敏感になって、完全に気分が落ちてしまう前に、早めの対処をするようにしてください。
ですけれども、やはり気分がひどく落ちてしまうことはあります。
気分を回復させるために、いろいろ試しても、結局、気づけばネガティブなことをぐるぐる考えてしまい、一向に気分が回復できない時は、むしろ一度とことん落ちるところまで落ちてみると、ジタバタしていた時より、案外気分を早く回復させることが期待できます。
完全に気分が底まで落ちる寸前で踏みとどまってしまうと、回復に時間がかかる場合がありますので、そういう時は一旦、底の気分や状態を自ら妄想してしまった方が、むしろジタバタする時間を長引かせずに、気分を浮上させることができるようです。
私たちは、『気分がずっと落ちたまま』ということはあり得ないようです。
ですので、一度、とことん落ち込んでみるのも、意外とスッキリするものです。
怖れや不安を漠然と抱えているよりは、一度、最悪の事態を妄想し尽くしてみますと、意外と気分もスッキリして、そして現実の方が全然ましなことに気づいてホッとできたりします。
これも、気持ちを切り替えるための1つのテクニックですので、「とことん落ち込んでみる方法」もよろしければご活用ください。

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