ブレやすい心を調整する方法

この記事では、ブレやすい心を健全に整えていく方法についてご紹介をしてまいります。
ブレまくる自分に落ち込んでしまう
気分の浮き沈みが大きい人は、1日の中で気分がコロコロ変わるので、気づくとため息をつきながら「何か疲れるなぁ。」と感じることが多いかもしれません。
本人にしてみれば「何で私っていつもこうなんだろう…。」と、自己嫌悪に陥りながら自己分析をするかもしれません。
正常の範囲がほとんど
自分はかなり深刻なんじゃないかと自己分析をするレベルでも、たいていの場合は、
- 精神が病んでいる訳でもなく
- うつ気味でもなく
- 適応障害を発症している訳でもなく
むしろ
- 全く問題のない
- いたって正常の範囲であり
気持ちがコロコロ変わったり、感情が浮き沈みすることは、大なり小なりの個人差はありますが、
- 誰にでもよくあることであり
- 普通であり
- むしろ、当たり前に起きる「気分」なのです。

肉体が疲れている時
特に心と肉体は連動しているので、肉体が疲れている時は気持ちも揺れやすくなりますので、そういう時は注意した方がいいです。
身体が疲れている時の対処法
肉体が疲れている時の対処法は、当たり前のことですが
- 質の良い睡眠をとることを心がけて
- 肉体を十分に休ませてあげることです。
人の心の針は揺れやすい
とは言え、どんなに肉体が健康的であっても、人間の心の針は常に揺れ動いているものだということを、これからは意識して思い出すようにしてください。
さらに気をつけたいことは、自分の感情の揺れに対して
- 過度に反応しない
- 気にしすぎない
ということです。
揺れている時の心の状態
心の指針が大きくブレている時、自分の中の不快な違和感に対して反射的に(いつものクセで)過度に反応をしてしまって気にし過ぎの心の状態に陥っていますので、まずはそのような困ったパターンに自分が無意識にもちょっと縛られてしまっていることに気づくようにしてください。

ブレない自分へ整えていく方法
まずは気づく
例えば、
わー💦
いつもの嫌な感じが来たー!
という感覚になったり、
心がざわざわして
モヤモヤしたり
切ない気持ちになったり、
自分の中の不快な感覚や違和感を「手がかり」に心が揺れている自分、動揺してしまっている自分に、気づくようにしてください。
ただのパターンだと思い出す
気づくことができれば、それは、自分の中で習慣化してしまった困ったパターンが発動しているだけだということを、まずは思い出してください。
そして、次に、以下のような声掛けを自分で自分にしてみてください。
(心の中でひとりごとのようにつぶやく感じです。)
「はいはい。来ましたね」
「あ、いつものあれが来たのね」
「今日の私は過剰に反応しませんよ♡」
「しばらくすれば治まることを私は知っている♡」
パニックになりそうな症状というものは、一度、そのパターンに陥ってしまうと、心身に深刻レベルなダメージを受けてしまう場合がありますので、なるべくダメージを最小にしていくためにも、自分のパターンに気づいて、過剰な反応をしてしまうことを防いでいく必要があります。
心身のダメージに拍車をかけている原因
深刻レベルの心身のダメージに拍車をかけてしまっているのが、実は、自分自身の反射的な「過度な反応」なのです。
この反射的な自分の反応が、いつの間にか自分の中でパターン化されてしまうと
✓パニック障害や
✓心がブレまくってしまう状態を
引き起こしやすくなります。
たいていは10分で治まることを思い出す
そのような自分にとって悩ましい状態を健全に改善するためには、
どんなに深刻なパニック症状がたとえ起きてしまったとしても、
どんなにネガティブな気分に心がとらわれていたとしても、
その辛い症状は10分以上は続かないということを思い出すようにしてください。
そして、その症状がそんなに辛くても、
たとえ脂汗が出てきていても
息苦しくなっていても
動けなくなってしまっても
不安でしかなたくなっても
その不快な感覚は10分以上は続かないので、
その場で不快な自分の症状をありのまま、しばらくの間(10分程度)だけ受け入れてみると決めてください。
そうすると、たいていは10分もしないで嫌な感覚は治まります。
スーッと消えていく感じです。
冷静に俯瞰できるようになる
これを繰り返していくことができますと、10分もしないで治まることが体感でわかってくるので、またその症状が起きても、以前と比べると、自分のパターンに対しても、冷静に俯瞰できるようになって、どんな症状が起きても、健全に受けとめていけるようになります。

あ、また来た!と気づいたらしばらくそれを迎え入れながら静かに過ごすようにしてください。
パニックに陥りそうになる身体的な症状や揺れる気持ち(不快な感情)は、10分間だけ迎え入れると決めてみるとその間に自然に消えていきます。
癒しと自己受容のプロセスを促してくれる
そしてこれが、
①気づいて
②受けとめて
③寄り添う
癒しのための3ステップでもありますし、癒しと自己受容を進ませるプロセスにつながります。
自分の悩ましいパターンから卒業
- 不安な感情が出たら怖がってばかりだった自分
- 緊張してきたら「どうしよう!!」とプチパニックを起こして「どうしよう!」という思いに囚われてばかりいた自分
このような自分を放置したままですと、いつの間にか本来の自分に戻すことが難しくなってしまい、感情に振り回されっぱなしという悩ましい状態に陥ってしまいます。
ブレない自分へ整えていく方法を活用することで、これまで自分を悩ましてきたパターンを乗り越えて、いろいろなパターンにとらわれてきた自分から卒業していくことができます。
感情が揺れるのは当たり前
とは言え、このような状態は、大なり小なり誰もが日常レベルで繰り返していることです。
感情には決まった形がありませんので、私たちの感情は、良くも悪くも形を変えやすいものですから、だからこそ、自分次第で良い形にも変えやすいということです。
感情が揺れることに苦しさを感じる時は、自分の望む方向と逆の方に心の指針がブレてしまっているというサインです。
そのたびにブレない自分へ整えていく方法を思い出すようにしてください。
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