誰かのことを無意識にもジャッジしてしまう時

この記事では、自分の大切なエネルギーを保ちつつ、他者を批判したくなる思いを健全に扱う方法について解説しています。
無意識にもジャッジしたくなる思い
人生にストレスを感じやすい人は、無意識に誰かや自分自身をジャッジ(非難、批判)したくなることが多いかもしれません。
何かを非難、批判したくなるのは、自分の中で期待していることと反することが目の前に起きていると、許せない気持ちになってしまうからです。
とはいえ、そのようなネガティブな思いは、自分にとって何の得にもならず、自分らしい幸せを未来に受け取ることに対して、強く抵抗しているようなものです。
もちろん、誰でも自分なりの信念や大切にしている価値観がありますので、それに反する行動を目にすると、批判したり裁きたくなることがあるかもしれません。
そのような思いは自然なものですが、相手や自分を否定したくなる思いは、自分の幸せのためになるべく手放すことが大切です。
ジャッジすることがもたらす影響
批判的な思考はネガティブな思いです。
ネガティブな思考は、自分にとって何の得にもなりません。
ネガティブなエネルギーを放つことは、自分自身の幸福や成長を妨げる原因となります。
また、他者を否定することで信頼関係や人間関係に亀裂が生じる原因にもなるため、なるべく避けたいことです。
感情のレベル
感情には22段階のレベルがあります。

相手を批判したくなる思いは、「15非難」ですので、エネルギーレベルで見ると、やや低い位置にあります。
自分のエネルギーを不要に下げないために
もちろん、誰かや自分を非難したくなる気持ちになることは誰にでもよくあることで、自然な思いですので、避難すること自体が悪いわけではありませんので、ご安心ください。
ただし、誰かや自分を非難することは、自分の大切なエネルギーを不要に下げる原因となります。
そのため、まずは自分が誰かや自分のことを非難したくなっている自分のネガティブな思いに気づくことが大切です。
気づくことができれば、その思いを健全に対処することができます。
他者を非難すること
実は、誰かを非難することで、相手に力を与えてしまい、一方で自分の力をかなり弱めてしまうことになります。
そのため、自分の幸せのためには、誰かに対して非難したくなる自分のネガティブな思いに気づくことが、自分の大切なエネルギーを守ることになります。
気づくことができれば、誰かを非難したくなる自分のネガティブな感情の勢いが増す前に、できるだけ早く自分の気持ちを切り替えていくことができます。

自分を非難すること
また、自分自身を不甲斐なく思い、自己嫌悪に陥って自分を非難したくなる時、実は、他者を非難することよりも、さらに自分のエネルギーを下げる行為ですので、ご注意ください。
自分を非難することは、感情の22段階で「21 自信喪失」と最下位に近いかなり低いエネルギーの感情ですので、相手を非難することよりも、はるかに自分のエネルギーを大きく下げてしまいます。

自分のパターンを明確にする
自分がいつ、どのような状況で相手や自分をジャッジしてしまうのか、自分の思考のクセを認識することは、ジャッジすることを健全に防ぐために重要です。
日々の生活の中で、どんなタイミングでジャッジしたくなる思考のクセが発動するのかを知るために、例えば日記をつけることで、自分のネガティブパターンやトリガーとなる状況を明確に把握することができます。
どのような状況で批判的な思考のクセが発動するかをパターンとして知っておくことで、自分のエネルギーが不要に下がることを未然に防ぐことができます。
ジャッジしたくなる自分を受け入れる
とはいえ、無意識に誰かを批判したくなる思考のクセに引っ張られてしまうことは、誰にでも自然によくあることで、無理もありません。
そんな時は、自分を責める必要はなく、つい批判したくなる切ない思いが自分の内側にあることを受け入れることが大切です。
受け入れることができると、気分が少し楽になります。
批判したくなる自分の思考のクセに気づき、そんな自分を受け入れることで、苦しい感情を癒していくことができます。

自分の正直な思いに素直になる
幸せ体質な自分になるためには、まずは自分の正直な思いに気づける人になることです。
誰かのことをジャッジしたくなっている自分に気づくことができれば、その行為を自分の意思で止めることができます。
自分の幸せのために、誰かや自分ををジャッジしたくなる思いを手放していくことができれば、これまで無意識にも自分の幸運を遠ざけてしまってきたことも防ぐことにつながり、自分のエネルギーも本来の良い状態へ戻して行けるようになります。
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