あずき茶
あずき茶は、日本の伝統的なお茶で、さまざまな美容と健康効果があり、素朴な味わいが楽しめるとても飲みやすいお茶です。
この記事では、美容と健康に役立つあずき茶の効能についてご紹介をしています。
カフェインフリーで飲みやすい
あずき茶は、甘くないおしるこのような味わいで、あずき本来の風味が口の中に広がり、砂糖が入っていなくてもほのかな甘みがあります。
カフェインフリーなので、就寝前などのほっこりと落ち着きたいときに楽しめるお茶です。
あずき茶の効能・効果
あずきといえば、お赤飯、和菓子の餡、おしるこなどに使われているイメージがありますよね。
あずきは、その小さな粒の中にたくさんの栄養を含んでいて、女性にうれしいさまざまな作用が期待できます。
あずき茶に含まれる成分
食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整えて便秘解消に役立ち、血糖値の上昇を抑え、有害物質を吸着して排出し、デトックス効果があります。
サポニン
サポニンは、中性脂肪を減少させ、肝臓の健康をサポートし、免疫力を向上させ、脂肪の燃焼を促進する働きがあります。
また、私たちの体内には、ウイルスや細菌から体を守ってくれる免疫細胞が数多く存在します。
そのなかのひとつである「ナチュラルキラー細胞」は、サポニンによって活性化するといわれており、免疫力を高める作用が期待されています。
ポリフェノール
ポリフェノールは、抗酸化作用があり、老化や疾患の予防に役立ちます。
カリウム
カリウムは、体内の水分バランスや細胞の浸透圧を、維持し、調整するはたらきがあり、血圧の上昇を防いでくれます。
また、食塩(ナトリウム)の排出と利尿を促し、むくみの予防につながります。
ビタミンB1
ビタミンB1は、疲労回復に効果的で、夏バテやだるさを軽減する効果があります。
鉄分
あずきには、ヘモグロビンの構成成分として貧血対策に役立つ鉄分が、豊富に含まれています。
しかし、豆類に多く含まれる鉄は非ヘム鉄で、それだけではあまり吸収率がよくありません。
ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ると、吸収率がアップします。
貧血予防のために飲む場合は、ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂るようにしてください。
亜鉛
亜鉛は、妊娠中や妊娠を望む女性に欠かせない成分で、美肌効果もあります。
その他の効果として、冷え症対策、イライラ緩和、母乳の分泌促進、骨粗しょう症の予防などがあります。
マグネシウム
マグネシウムは、神経の興奮を抑えるはたらきがあります。
ストレスや過度な緊張状態が続くと、マグネシウムが尿中に排出されてしまいます。
マグネシウムは、現代の食生活やライフスタイルで不足しがちな成分であり、積極的に摂りたい栄養素の一つです。
あずき茶の副作用
あずき茶を飲み過ぎることで、以下の副作用が起こる可能性がありますのでご注意ください。
下痢、便秘
適度であれば便秘解消になりますが、飲み過ぎや体質によっては下痢を引き起こすことがあります。
多尿、頻尿
カリウムが豊富に含まれているので、トイレが近くなることがあります。
アレルギー症状
大豆アレルギーの人は、注意が必要です。
腎臓が悪い人
カリウムが多く含まれるため、腎臓の機能が弱まっている場合は控えるようにしてください。
あずき茶の作り方
材料:
あずき(小豆) 約100g
水 約1リットル
- あずきをよく洗い、水に浸けて1時間以上置きます。
- あずきをザルにあげて水を切り、あずきを鍋に入れ、1リットルの水を加えます。
- 中火で煮立たせ、沸騰したら弱火にして約1時間煮ます。
- 途中で泡を取り除いてください。
- 火を止めて、あずき茶を漉して、あずき茶の出来上がりです。
冷蔵庫で保存して、2~3日以内に飲み切るようにしてください。
煮出したあとのあずきは、煮物やサラダのトッピングに利用したり、白米に混ぜて炊いたりして無駄なくいただきましょう。
手軽にティーバックで
最近は、ネットで手軽に美味しいあずき茶のティーバッグが手に入りますし、スーパーやコンビニでペットボトルのあずき茶を買うこともでき、今やあずき茶は手軽に楽しむことができるお茶ですね。
あずき茶は、クセが全くなくとても飲みやすいお茶なので、美容と健康のために続けやすいお茶です。
とは言え、どんなに良いお茶でも、過剰に摂取してしまいますと副作用の心配が出てきてしまいますので、適量を守って楽しむようにしてください。
この記事へのコメントはありません。