物事がうまくいかない予感がする時
物事が順調に進んでいるようで、何となくどこかにふとした違和感や、スッキリしない感覚を覚えることってありませんか?
そういう時は、違和感やスッキリしない感覚を気のせいだと流さずに、自分のその直感を真摯に受けとめてみてください。
焦る気持ちに寄り添うワークをご紹介しています。
本質(本当の問題)に気づく
例えば、人間関係の輪の中で、表面上は自分の思い通りに物事が進んでいると感じている中で、何となく一抹の不安感や違和感を感じる時は、要注意です。
問題が深刻化する前に、もっと風通しの良いコミュニケーションをはかるなどをして、対策が必要になってくるかもしれません。
表面的には全く問題なくうまく行っているように見えていても、実際のところ、水面下では、自分でも気づけない中で、修復困難な亀裂が生じている可能性があります。
その亀裂が生じていることを「何となく違和感を感じる」ことで、私たちは本能的に感じ取っているのです。
突っ走ってしまっている時
高い目的意識を持って、意欲的に物事に取り組んでいる時は、どうしても自分の考えばかりを先行させてしまいがちです。
そういう時は、基本的にワクワクに従って行動し続けているので、「いい気分」な心の状態で高い波動エネルギーを放っている錯覚に陥っている可能性があります。
実は、とても波動の低い「いい気分」があります。
それが、独りよがりで「いい気分」になっている時です。
ちょっと独りよがりが強くなっている時は、自分一人だけがテンションが高く、一方で、周囲はむしろ引き気味になっているかもしれません。
そういう時は、「自分が一人で暴走してしまっているのかもしれない」という可能性をちょっと疑ってみてください。
リーダー気質の人に多い
これは、周囲が思いもつかないアイディアに富んでいるリーダー気質な人が陥りやすい状況です。
これは、むしろ、とても素晴らしい才能であり資質です。
但し、独りよがりで暴走するだけでは、エネルギー周波数はむしろ低次になってしまい、明るい未来につながりにくくなってしまいます。
素晴らしいアイディアを現実レベルで叶えていくためには、
- 周囲をうまく巻き込む力
- 周囲の人たちの理解と協力
ですので、周囲との温度差や、小さな違和感に全く気づけない状態で突っ走ってしまっている時は、注意が必要です。
やり過ごしてしまっている時
独りよがりの暴走を続けていれば、さすがに、周囲との温度差を感じるようになって、違和感に気づいて行けるようになる筈です。
とは言え、違和感には気づいていながらも、やはり自分の強い思いが常に先行してしまいますと、本来の自分の五感は閉塞的になってしまっています。
違和感には気づいていながらも、自分の思いが強すぎて、良心に従えず、自分本位の考えで納得することを繰り返してしまうことは、誰にでもよくあることだと考えられます。
周囲との温度差や違和感には気づいていながらも、まだその状況と真摯に向き合う気持ちになれず、先送りにして、自分の強い思いを突っ走らせながら日々をやり過ごしてしまっている時は、要注意です。
自分の中では問題なく物事がとても順調に進んでいると思い込んでいる中で、実は最も身近で最も頼りに思っている人に対して、無意識にも過度な負担をかけてしまっている可能性があります。
微細な違和感に気づくように心がける
微細な違和感でも、もし気づけたら幸いで、たいていは気づけないことの方が多いと考えられます。
なぜなら、私たち人間は、どうしても無意識にも物事を自分に都合良く解釈してしまうクセがあるので、本質に気づけないままやり過ごしてしまうからです。
そして、ようやく本質が表面化する頃には、すでに最悪の状態になっていて、収拾がつかなくなってる場合が圧倒的に多いと考えられます。
日頃から風通しを良くする
ですので、日頃から、大切な人と意思疎通を丁寧にして、常に風通しを良くすることを心がけることは、自分の人生をより大きく発展させて行くためには、決して手を抜いてはいけない、大切な部分だと考えられます。
時には言いにくいことも言い合えるような関係性を築いていくことは、自分の人生にとってこれ以上にないくらいに重要なポイントです。
この部分を怠って手を抜いてしまうと、昨日までは順調だと思っていた中で、ある日突然、急に足をすくわれるような経験をしたり、急に崖から突き落とされたようなショッキングな出来事に見舞われるということにもなりかねません。
水面下で密かに始まっている亀裂
ですけれども、これは自分が気づくことができなかっただけで、現実レベルでは、知らぬ間に水面下で大切な人との関係性に亀裂が生じていて、その亀裂の修復が遅れてしまったことが最大の原因です。
つまり、自業自得なのです。
ですので、どんな時も、私たちは、「常に人との関りから物事は成り立っていて、自分はたくさんの人の温かいサポートによって生かされている」ということを日々忘れずに、横のつながりを大切にすることを心がけて行く必要があります。
自分の人生をより発展させていくために
目先の利益を追うことも、もちろん大事です。
その積み重ねが、大きな利益につながります。
そして、さらに物事を大きく、より幸せな形で育んで行くためには、やはりそこに関わっている人たちの「心」と「価値観」に、日頃から関心を持つことです。
自分が関心を寄せることができなければ、実は、相手からも関心を寄せてもらうことができません。
そして、相手の「心」と「価値観」に関心を寄せるだけでなく、相手の「心」と「価値観」をどれだけ尊重して大切にすることができるかが、結果的に大きな利益をもたらす原動力を生み出すことにつながります。
このような心の姿勢が自分の軸の中にあるかないかで、未来の人生は大きく変わって行きます。
ようやく違和感に気づけても・・・
ようやく違和感に気づくことができたとしても、実は、その時点で、すでに修復不可能レベルで亀裂が大きくなってしまっている場合がとても多いのです。
ですので、もし違和感に気づけたら、慎重な姿勢で、現状を真摯に受けとめて行く必要があります。
そうすることで、ようやくここで、望まない方向に進む流れにストップをかけることができます。
焦る気持ちに寄り添う
そして、ここで最も避けなければならないことは、焦って行動してしまうことです。
焦っている心の状態で、何か行動に移しても、物事が好転する可能性は極めて低いのでご注意ください。
そういう時こそ、深呼吸をして、一旦心を落ち着かせましょう。
焦る自分の気持ちにしっかりと寄り添いながら、どうして亀裂が起きてしまったのか、じっくりと自分自身を振り返ってみるのです。
書き出しワーク
1.状況を書き出す
まずは、時系列で思いつくままに、これまでの状況を淡々と書き出してみることをおススメします。
2.詳細と切ない感情を書き出す
①詳細を書き出す
一通り状況を書き出してみて、その1つ1つを見返しながら、新たに思い出したことや、新たに感じたことを、さらに書き加えて行きます。
そうすると、少しずつ、亀裂が生じたかもしれない箇所に、何となく気づいて行けるようになります。
気づけないとしても、何となくふと目が行く箇所は、何度もよく見直してみてください。
そうすると、自分の身勝手な行動や、自分本位な言動をしていたことにふと気づけるかもしれません。
もし気づけなくても、ここら辺あたりでどうも雲行きがおかしくなったのかもしれない、ということに何となくでも把握して行けるかと考えられます。
②切ない感情を書き出す
状況を書き出して行く中で、自分の感情が大きく動くところがあると考えられます。
そこに意識を向けてみてください。
必要であれば、胸に手を当てて、自分の中の切ない感情に気づいてあげてください。
切ない感情に気づいたら、それを全て吐き出すかのように書き出してみてください。
切ない感情だけでなく、自分の前向きな考えや純粋な思いが出てくるようでしたら、それも全て書き出してみてください。
ワークの目的と注意点
目的:
この書き出しワークの目的は
- 事実を淡々と把握して行くことと、
- どこで感情が大きく揺れて切ない思いに陥っていたのか、
等々を時系列に整理していくことと、そして、状況だけでなく、自分の気持ちの整理のためでもあります。
注意点:
これは、淡々と状況を把握していくことが目的ですので、自分へのダメ出しにならないように気を付けてください。
多くの人が、自分の至らない点に気づくと、そこで自分責めが始まり、事態をむしろ悪化させてしまうことになり兼ねませんのでご注意ください。
冷静さが戻ってから行動に移す
この段階まで来ると、だいぶ冷静かつ客観性を持って、自分がどうすればいいのか、という事が明確になってきますので、そこから、自分が取り組むと良いと考えられる行動を改めてリストアップしてみて、それらを1つ1つ丁寧に心を込めて取り組んで行くのです。
そうすれば、亀裂を修復することができる可能性もグッと高まりますし、あるいは、一度壊れてしまった関係性を再構築することも期待できます。
そして、この取り組みが、ステップアップした自分の新しい人生のステージへ引き上げて行くきっかけにもなって行きますので、ピンチはチャンスと捉えて、目の前のするべき事に真摯に取り組むことをおススメいたします。
本質的なものが自然に見えてくるまで継続する
形だけのワークになってしまいますと、本質的なものが見えないまま、中途半端に終わってしまいます。
ですので、この問題に対して、自分が抱えている全ての思いや感情を出し切るまで取り組む必要があります。
本質というものは、心の奥に隠れるように存在しているのです。
本質は、普段の自分の思い込みや、様々な感情によって、どうしても、内側の深いところに押しやられてしまっています。
本質を浮き彫りにしていくためには、それを覆っている自分の想念を、一旦、全て外に吐き出そうとすると、様々な思い込みや、切ない思いが外れて、本質とつながりやすくなります。
本質を見極めるために
時間はかかるかもしれませんが、自分の中で抱えている切ない思いを吐き出していくことができますと、私たちは、自然に、自分の本質にたどり着くことができます。
本質的な答えを見つけることができれば、その瞬間から一気に心の奥から安心感を得られるようになります。
そして、これまで無意識にも入っていた、余計な力が抜けて、これまでの重たさがなくなり、生きることがとても楽になりますので、根気よく取りかかる価値は大いにあります。
生きることが楽になれば、人生を、より軽やかに、思い通りに、進んで行くことも可能になって行きます。
最近、何となく人生や状況に違和感を感じる人は、ラッキーだと捉えて、物事が深刻化する前に、本質を見極めることをおすすめいたします。
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