否定的な感情をどうしても緩められない時

傷ついているから
メンタルケア

これまでどうしても緩めることができなかった自分の否定的な感情を、少しずつ緩和させて行くために、よろしければこの記事をご参考にしてみてください。

「否定的な感情」を引き寄せの法則から捉える

否定的な感情を抱えている時、つまり、自分がネガティブな心の状態になっている時は、望まないことに自分の意識が集中している時です。

望まないことに自分の意識が集中するということは、引き寄せの法則で言えば、それを未来に望んでいると宇宙にオーダーをかけているようなものです。

ですので、自分が否定的な感情を抱えていることに気づいたら、自分が今、意識を向けている否定的なことを、意図的に選択し直す(修正する)ことができるようになることを目標にしてみると、人生の流れを少しずつ好転させて行くことが期待できます。

つまり、否定的な感情を抱えてしまっている時、私たちは、望まないことに意識を集中させてしまっているので、そんな自分に少しでも早めにそのことに気づいて、この悪循環に終止符を自ら打つのです。

そして、意識を向けることを、本来自分が望んでいることに意図的に向け直すことができれば、少し先の未来では、同じようなネガティブな感情に悩まされる現実を、確実に減らして行くことにつながります。

宇宙の様々な法則を頭では理解していても・・・

とは言え、頭ではこの宇宙法則のしくみを理解することができても、自分の感情の取り扱いは、生身の人間である私たちにとって、理性だけではどうにもコントロールが効かないことも、これもまた人情です。

これは、感情豊かな生身の人間である以上、仕方のないことですし、感情の取り扱いは、この地球で生きている私たちにとって共通のテーマだと考えられます。

ですので、くれぐれも自分のことを不甲斐ないと思って落ち込んだり、自分を否定することのないように、ご注意ください。

このようなネガティブループにはまってしまいますと、事態はより深刻になってしまいます。

ネガティブ

否定的な感情を抱く自分にひたすら寄り添う

苦しいネガティブな状況から、切り抜けて行くためには、まずは、自分へのダメ出しや、反省は要りません。

苦しんでいる自分に反省を促すと、残念ながら、むしろ逆効果です。

反省は、もちろん悪いことではないですし、必要なことですし、大切なことです。

前向きに人生をより良くして行くためには、反省は必要なことなのですが、但し、反省に取り組むのは、もう少し自分の元気やパワーが戻って、心に余裕が戻った時にすればOKです。

否定的な感情を抱く自分に気づいたら、最初に取り組むべきことは、自分の中の苦しいネガティブな感情が癒されて行くまで、まずはしっかりと自分自身で受けとめて、そして、ひたすら自分で自分に寄り添うことをお勧めいたします。

自分の中のネガティブな感情が治まり、自分の心を回復させることができれば、反省することのできる心の余裕や、パワーも、自然に戻ります。

愛に触れられると人の心は動きやすい

否定的な感情を抱くことは自分にとって善きことではないと頭ではわかっていながらも、心がどうしてもついて行けず、ネガティブな感情を持て余してしまうことは、誰にでもあることです。

そういう心の状態になっている時に、最速で、ネガティブな心の状態から回復して行くためには、自分で自分に精一杯の愛情を注いで行く他ありません。

誰でも経験があると思いますが、人は、ダメ出しをされたり、反省を促すようなことを言われると、それが例え図星だと思えることでも、反射的にも反感が湧き、むしろかえって心が深く傷ついてしまい、心が閉じてしまうことの方が多いようです。

心を閉ざしてしまっている人に対して、心を開いてもらえるまで、ひたすら愛情を注いで接するように、自分に対しても、ネガティブに苦しんでいる自分に、ひたすら愛情を注いであげてください。

愛に包まれると、閉ざされた心が少しずつ開かれて行く可能性が生まれるように、どうしても拭えないネガティブな感情も、同じように、意味があって苦しんでいる感情ですので、自分で自分のネガティブな感情に、精一杯の愛情と理解を示して寄り添って行くことで、少しずつ、落ち着いて行くことが期待できます。

嬉しい

無理のない範囲で最善を尽くす

様々なスピリチュアルな法則(宇宙の大原則)をよく知っている人ほど、ネガティブな感情に対して、敏感になり過ぎてしまうことがあるかもしれません。

自分がネガティブになることに不安を感じて、自分の中の否定的な感情に蓋をして、無理矢理に肯定的な思考を働かせようと、焦って無理をしてしまうこともあるかもしれません。

自分のネガティブな感情に気づくことはとても大切ですが、自分の中から湧き出るネガティブな感情に怯える必要はありません。

誰でも、1日の大半は、ネガティブな感情を抱きますので、ネガティブな感情をゼロにすることは、生身の人間にとって、それは不可能です。

自分の未来の幸せのために大事なことは、「いつまでも否定的な感情から自分が離れられない時」の感覚を、真摯に受けとめて、そのような苦しい心の状態になっている自分を、少しでも早く回復させてあげるために、最善を尽くすことです。

ネガティブは幸せに向かうためのネタでありチャンス

ネガティブな感情を鎮めることができない時、焦ってしまうこともあると思います。

いつまでもネガティブループの中で過ごしてしまいますと、辛い現実に自分のエネルギー周波数がロックオンされてしまいますので、もちろん注意が必要です。

ですけれども、焦ってしまうこともまた人情ですから、当然であり、無理もないことでもあるのです。

そういう時は、いっそのこと、「焦ってもいい」と自分に焦ることを許してしまうことも、むしろネガティブループから抜け出すきっかけになり得ます。

「焦ることを自分に許すこと」は、「焦っている自分をありのまま受け入れていくこと」、つまり、自己受容につながるので、ネガティブループから抜け出すことが期待できます。

自分のネガティブな感情は、ずっとそこに意識を向けたままでいますと、確かに、未来もネガティブな現実を創造してしまうことにつながりますが、一方で自分のネガティブな感情としっかりと向き合って、そのネガティブな感情が癒されて行くプロセスは、自分自身がたましいレベルで大きく発展して行くために必要な経験になって行きます。

ですので、ネガティブな感情は、自分にとって、必要があって湧き出る感情ですので、本来は、忌み嫌う必要はありません。

むしろ、「幸せに向かうためのてがかり」であり、「より幸せになるためのチャンス」と捉えて、何に自分がそんなに否定的な感情になってしまうのか、自分自身としっかりと向き合うことが大切です。

チャンス

自分のあるがままの感情に任せるとうまく行く

自分の中の否定的な感情をうまく緩めて行くことができれば、自然に肯定的な自分へシフトして行けます。

ですけれども、自分の中の否定したい気持ちを緩められずに苦しい心の状態を放置したまま、うわべだけ肯定的になろうとしてしまいますと、どこかで歪みが出てきてしまい、次第に苦しさに耐え切れなくなり、否定的な感情がより増幅してしまうリスクが出て来てしまいます。

ですので、肯定的になろうと頑張らない方が、むしろうまく行きます。

自分の苦しい部分に寄り添って、健全な愛情を、ひたすら自分に注いで行くだけで、自然に無理なく否定的な心の状態を癒して行くことができます。

自分自身が健全に癒されて行くことができれば、自然に肯定的な考えが内側から生まれてきますので、自分の感情が自然に落ち着くまで待ってあげることができれば、むしろ自分の意識を健全な形に修正することが期待できます。

ですので、自分のネガティブに気づいたら、ネガティブな感情を自分に我慢させず、否定したい自分の感情を、まずは、自分で全肯定をしてあげてください。

そして、その切ない思いが、癒されて行くまで、全肯定して理解をしてあげて、ひたすら寄り添ってあげてください。

そうすれば、肯定的な考えが持てる自分へ、自然に無理なく自分自身を整えて行くことにつながります。

少しずつでも自分自身の根本的な癒しを目指す

内側(潜在意識レベル)で抱えている自分の苦悩(思い込み、頑固になっている部分など)が、根本的に癒されて行かない限り、自分のネガティブな反応にいつまでも悩まされ続けてしまいます。

自分のネガティブな感情が自然に緩んで行くまで、ひたすら自分で自分の苦しい感情をたっぷりの愛情で包んで、寄り添って行けますように。

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緑川アリス
Alice Midorikawa

ライフコーチ
スピリチュアル心理カウンセラー
手相家

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