コントラストを楽しむ

contrast
スピリチュアル

この記事では、宇宙法則(スピリチュアルな視点)に沿って、「コントラスト」について考察をしてまいります。

コントラストとは

  • (対照によって示される)差異
  • (特に、明暗の)コントラスト
  • 対照となるもの
  • 正反対のもの

という意味です。

引き寄せの法則で有名な「エイブラハムの教え」に「コントラスト」という表現が出てきます。
この「コントラスト」の意味合いを、自分の人生にバランス良く取り入れて「コントラストを楽しむ」ことができますと、これまで生き辛さを感じてきたことからもだいぶ解放されて、より自分らしく生きられるようになるという真理を説いています。

みんなちがって、みんないい

大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍された童謡詩人の金子みすずさんの
『わたしと小鳥とすずと―童謡集』の中に
「みんなちがって、みんないい」というフレーズがあります。

これは、まさに、宇宙法則に基づいた「コントラスト」の真理を的確に表わしているように思います。

「みんなちがって、みんないい」という視点で人生を自分らしく生きる上で、このコントラストを健全に楽しもうとする心の姿勢は、私たちがたましいレベルでの「共通の課題」かもしれません。

みんなちがってみんないい

個人的な色メガネ

『十人十色』という言葉があるように、私たちは同じ人間でも、性別、性格、物事の考え方が、個人個人、様々であり、「差」や「違い」が常にあります。

宇宙の法則から、私たち人間の間で生じる「差」や「違い」を捉えていきますと、どれが良い・悪いはなく、全てが正しいのであり、「みんなちがって、みんないい」ということになります。

良い・悪いの判断をしているのは、私たち人間の個人的な判断、評価、分析です。
つまり、その人の「主観フィルター」によって、善悪の判断がなされます。
主観フィルターとは、私たちそれぞれ個々が持っている価値観に沿った個人の「色メガネ」みたいなものです。

コントラストを精神的に受け入れて行く

私たちは、基本的に、誰もが個人的な価値観に沿った主観フィルター(色メガネ)を通して、物事を見ています。
たとえ、同じような環境で育った兄弟などの、身近な人でさえも、それぞれ生まれ持った感性に沿って、全く違う価値観(色メガネ)が自然に形成されていきますので、コントラストは必ず生じてきます。

ですので、自分と他者が違うのは当たり前で、意見や考え方が一致せず、時に対局にあって折り合いが上手くつかないことの方が、必然に起こることだと考えられます。

そのような中で、「みんなちがって、みんないい」という真理を、精神的に受け入れて行けますと、様々なコントラストがあるからこそ「人生は面白い」と思えるようになって行けるようになります。

そうすると、これまで感じてきた生き辛さを、少しずつ緩めていけるかもしれません。

色メガネ

自分にとって「良かったこと」

とは言え、自分とは全く違う価値観の人から、批判をされたり、責められてしまいますと、当然、腹を立てたり、悲しい気分になってしまいます。

ですけれども、これもコントラスト(自分と相手は違う)と捉えて、この状況の中に、何か自分にとって学びや気づく必要なことがあるのかもしれないと(無理矢理にではなく)この批判されたり責められたりしてしまった状況の中から、前向きに「自分にとって良かったこと」を見つけようとすることができますと、以前ほどは腹立たしい気持ちになる代わりに、他のところに意識を向けられるようになります。

あるいは、自分に対して批判してくる人に対して、許せない気持ちがあるにせよ、過度に深刻に受け止めることなく、この「コントラスト」という概念を思い出すことができれば、ネガティブな反応をしてきてしまったこれまでの自分の人生の流れから、自分の人生を、前向きな人生へ切り開いて行く人生の流れへ、変えて行くことができます。

他人は他人のテーマに沿って人生を生きているのですから、自分は自分のテーマに沿って、人生を自分らしく楽しいものにして行けば良いと思えるようになれれば、それは「コントラスト」を楽しめる幸せ体質な自分へシフトしてきた、ということになります。

コントラスト

どんな自分も大切な自分

ですけれども、「コントラスト」を無理矢理に楽しもうとすると、余計に苦しくなってしまう筈ですので、ご注意ください。

さらには、「コントラスト」を楽しめない自分を「ダメな自分」と思ってしまって、自分で自分のことを責めてしまうのも、それもまた人情ですが、余計に苦しくなって、メンタルがダウンしてしまいますので、ご注意ください。

まずは、そんな自分も「自分」だと受け入れて、

  • コントラストを楽しめない自分
  • そんな自分を責めてしまう自分

を全肯定して、寄り添ってあげてください。

どんな自分も「大切な自分」です。
自分の中にもコントラストがあるのですから、ありのままの自分を受け入れていくことができれば、少しずつ人生における「コントラスト」も受け入れていけるようになっていきます。

自分原因論

実は、他者から批判を受けてしまったり、不快感を感じる人が身近にいるなど、自分にとってあまり望まない現実が目の前に現れてくるのは、引き寄せの法則では、それは全て過去の自分のマインド(心のあり方、気持ち)が、創造してしまったものだと捉えていきます。

ですので、今現実に目の前に現れていることは、過去の自分の「ネガティブな心のあり方」の残像として捉えて、今の目の前の現実が嫌ならば、今この瞬間の自分の心のあり方を、なるべく、ネガティブに引っ張られないように心がけて、いい気分で過ごして行こうとすることに最善を尽くして行くことができれば、人生を善き流れの方向へ変えて行くことが期待できます。

生きている限りコントラストはなくならない

とは言え、望む現実を手に入れて夢を叶えることができても、どんなに幸せの絶頂期にいる時でさえも、実は、コントラストというものは、さまざまな形になって私たちの目の前に立ちはだかって現れてくるものです。

自分のマインドが幸せ体質な心のあり方へシフトしていけますと、ネガティブなコントラストは起きにくくはなりますし、嬉しいシンクロニシティの方が圧倒的に多く現れてくるようになりますが、やはり生きている限りコントラストが現実からなくなるということはありません。

ですので、人生の早い段階で「みんなちがって、みんないい」という宇宙の法則に沿った真理を、新たな自分の幸せに向かう認知(思考パターン)として受け入れて行くことができますと、今までのようなコントラストの影響を過度に受けることなく人生を幸せに送れる確率が高くなります。

つまり、精神レベルから「みんなちがって、みんないい」を受け入れることができれば、人生のフロー(流れ)に抗うことなく、時代の流れにも、軽やかに乗ることが可能になり、しなやかな心のあり方でコントラストを楽しみながら、人生を自分らしく、充実感を持って進んで行けるようになります。

私たちがこの物質世界である地球で生きている以上、自分の人生の中からコントラストがなくなるということはありえません。

コントラストがあるからこそ幸せを見つけていける

なぜならコントラストのない世界には、成長が存在しないからです。
成長する必要のない人は、そもそも、この地球に生まれてきませんので、私たちはコントラスとどう向き合うことで自分の人生を歩んでいくことができるのかを、常に学んでいるのかもしれません。

私たちは、問題の起こらない平穏な生活に憧れるものですが、それは、問題を抱えていて辛い思いをしているからこそ、それと対局にある状況を望むことができると考えられます。
波乱万丈な人生を経験したからこそ、初めて波乱万丈のコントラストな平穏な生活に価値を見出しているのですね。
つまり、波乱万丈を経験したからこそ、そのおかげで平穏な生活の素晴らしさ、有難さに気づくことができた、ということです。

私たちは、コントラストを楽しみ、コントラストから刺激や影響を受けながら、日々、たましいレベルで成長し続けています。

幸せ

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緑川アリス
Alice Midorikawa

ライフコーチ
スピリチュアル心理カウンセラー
手相家

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